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TOPコレクション展は、東京都写真美術館の約36,000点におよぶ収蔵作品のなかから、珠玉の名品を紹介する展覧会です。

本展は「メメント・モリ」をテーマに、人々がどのように死と向き合いながらも、逞しく生きてきたかを約150点の写真作品から探り、困難を伴う時代を前向きに生き抜くための想像力を刺激します。ラテン語で「死を想え」を意味する「メメント・モリ」は、人々の日常がいつも死と隣りあわせであることを示す警句でした。この言葉は、ペストが大流行した14~17世紀の中世キリスト教世界において、骸骨と人間が踊る様子を描いた「死の舞踏」と呼ばれるイメージと結びつき、絵画や音楽など芸術作品の題材として広く伝播していきます。一方で、写真もまた、死を想起させるメディアであることが数多くの写真論の中で度々言及されてきました。 本展では、ウジェーヌ・アジェ、W. ユージン・スミス、ロバート・フランク、マリオ・ジャコメッリほか19世紀から現代を代表する写真群から「メメント・モリ」と「写真」の密接な関係性を再考します。

藤原新也 《死のとき、闇にさまようか光に満ちるか心がそれを選びとる》 〈メメント・モリ〉より 1972年 発色現像方式印画 東京都写真美術館蔵 ©Shinya Fujiwara

ハンス・ホルバイン(子)『死の像』より (試し刷り) 1523-26年頃 木版 国立西洋美術館蔵 左から《金持》、《老人》、《行商人》

ロバート・キャパ《フラーガ ア ラゴン前線、スペイン 1938 年 11 月 7 日》1938 年 ゼラチン・シルバー・プリント

ロバート・キャパ《フラーガアラゴン前線、スペイン 1938年11月7日》1938 年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

荒木経惟〈センチメンタルな旅〉より 1971 年 ゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵 ©Nobuyoshi Araki

出品作家(予定)

出品作品点数(予定)

展示構成

第1章|メメント・モリと写真

第2章|メメント・モリと孤独